燭光能 「藤」 in 端龍寺'14
5月17日(土)、前田藩の菩提寺、端龍寺で、利長忌の法要と能が奉納された。 pm2:00からと聞いていたので、なはさんを誘って、時間に間に合うように行った。
山門、何か様子が違うぞ!
山門から、唐門まで5色の幕が張ってある。
唐門をくぐると、赤い絨毯
高い柱が立っていて、
『妙観察智 奉供養(写真を大きくして見てください。たぶん供養だと思いますが、手書きパットにもない文字です) 前田利長公常公追恩忌 維持平成二十六年五月吉祥日 當寺三十一世 泰山道宏謹建立』
とあります
住職世代交代の式があったらしい。
こんなのがあるのなら、こちらの方を見ればよかった。
毎年20日に、法要があるのに今年、どうして日が違うのかな、と疑問をかすめたのだが・・・
翌日、新聞に大きく報道されていた。
交代式にふさわしく、いい日でした
中では、利長しのび 幽玄の舞
燭光能 氷見ゆかりの「藤」上演
囃子 飯島六之佐 上田博 住駒幸英 瀬賀尚義
地謡 寺田茂 米島和秋 高野秀幸 高田哲 浅谷之信
岩村邦夫 やぶ俊彦 山崎健
シテ 広島克栄 ワキ 苗加登久治 後見 大沢永健 前田長孝
【あらすじ】
都から来た僧が、北国の名所を廻ったあと善光寺詣でをしようと信濃の国に向かう途中、藤の名所の多枯(たご)の浦に着きます。
僧が、松と交わって見事に咲いている藤を見ながら一人吟じていると、どこからともなく美しい女が現れ、その歌はこの藤にふさわしくないと僧をとがめます。
そして古い歌こそここで詠むべきと語った後、自分が藤の花の精であることを明かして姿を消します
多枯の浦の藤にまつわる話を聞いた僧がその夜・・・・・※
この後が、後シテが出できます。
前シテは、里女。 後シテは、藤の精
今回は、半能なので、後シテが出てくるところから物語りは始まります
※ 藤の花の下で仮寝をしていると、藤の精が姿を現します
そして仏の功徳により花の菩提になったことを告げ、
美しい舞(序の舞)を舞って見せますが、
春の短い夜の明けるころ、
朝霧とともに消えうせます
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