文化・芸術

河辺和子遺作展

4月26日(土)、お茶は休み。
先生は、「河辺和子遺作展」の係りをたのまれて、文化ホールに詰めておられる。 で、今日の行動は、清姫さんと一緒
午前中は、早川接骨院→ ランチ→ 午後、文化ホール の約束
しめし合わせて、10:00すぎ、早川さんへ
ランチは、『昭和食堂』 ―― これについては、改めて。

河辺和子遺作展・・・思い出の写真・キルト展
河辺和子さんと知り合いになったのは、茶々姫さんを通して。
今から、15~6年前になるだろうか。 茶々姫さんが婦人会長をしていたころ、私たちはすでに、お茶に行っていた。
公民館で文化祭をするにあたり、私たちも借り出されて、「準会員だ!」と言っていた。 川辺さんは茶々姫さんと同じ町内。
一緒に楽しんだ! と思っている。
その後、近所5人組でとても仲良くして、事あるごとに寄ったり、趣味の手芸だったり、積み立てをして旅行にいったり・・・
もちろん、私たちはその仲間ではないが、会えば親しく話をする関係になっていました。 4年ぐらい前だったでしょうか、滋賀県の鶏足寺へ紅葉狩りに行ったとき、夫婦で来ておられ、偶然、会ったことは、忘れられません

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河辺さん夫婦は、とても仲がよく、登山・写真と同じ趣味
しょっちゅう2人で、出かけお互いに切磋琢磨して腕を磨いておられたが、和子さんは70歳にして、すい臓がんで亡くなられました。
その、遺作展をだんなさんがされたのです。
また、「和子思い出のアルバム」 として、フォトブック(卒業アルバムのような感じのもの)を作ってありました
素晴らしい作品の数々を写真に撮ってきましたが、小さくて迫力がありません。 せめて、写真を大きくして見て下されば幸いです。
が、27日の日曜日まで、高岡文化ホール 3Fで行われています
ぜひ、見てあげてください。

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パッチワークはオリジナル作品が殆どです そして、大作が多い
抜群のセンスのよさです
気が遠くなるような細かい仕事を自分の目で見て欲しい

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写真
まるで、アートの写真ばかりです
独特のセンスのもち主
風景画のような写真は少ないのです

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アクリルが入っていますので、光ったり、反対のよけいな物が映り込んだりして綺麗ではありませんが、本物は感動します

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旦那さんの作品は、2F。 
フォトクラブ みちくさ の会員として展示されています

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清姫さんと、『疲れたね』 いまさら違ったところまで行くのが億劫だったので、文化ホールの中にある、「和庵」 でコーヒータイム。

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中にお湯を入れて(お湯は熱いのだろうが、器まで暖めてないのですでに、ぬるくなっている)冷めないようになっている器。
これで、クオリティをあげて、コーヒー一杯 540円也

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帰って、夫に話した
「作品も立派だけど、だんなさんの方が立派じゃない !!! 」
「そうやの~。 かあちゃん若くして死んだら、俺もしてやる!」
「まだ、元気なうちに・・・?」
だめだろうね。 作品もない! 夫はパソコン扱えない!

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ポタニカルアート to 風景写真展

3月15日(日)、同級生が「日本風景写真協会の展覧会をしているというので、文化ホールへ行きました。
同時に、3Fで、「植物画もやっているよ」 と聞いたのでついでに見てきました。 ついでというには、失礼なほど皆さんの繊細な絵に驚きました

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ボタニカル アート』 (植物画) というですって・・
外国の挿絵の見たことがあるような・・・

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椿と下3点は、先生(岡田宗男)の作品です

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 オオシロカラカサダケ

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 ↑    タイサンボク 
80歳から始められて、今90歳の方
高齢になると手が震えたり、根気がなくなったりするのが殆どですが・・

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 ↑ サザンカ
右手が利かなくなり、左手で描かれた80歳の方

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 ↑ 柿  も、80歳の方の作品

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 ↑ オオバ   部分的に写しました

どの作品も繊細。 本物そっくり。 忠実に表現してあります
水彩絵の具だそうです。 白は使わないで、濃くするときは、塗り重ねていくのだとか・・・
どれだけの時間がかかるのでしょうね
中央植物園友の会とありましたから、こんな活動もしておられるのです。 それも、25回ですから、それ以上に続けておられるのでしょう

      .............................

2Fで行われていた、日本風景写真展
なはさんと一緒に、高志の国文学館で見た写真と同じ。

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ガラスが光って、写せなかったので、同級生の写真だけ写してきました

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この日は、早川接骨院→ 文化ホール→ 一人ランチ→ お茶

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蒼山会 to 居酒屋「四季彩」ランチ

3月16日(日)、清姫さんが所属している「蒼山会」の発表会です
高岡能楽堂(青年の家3F)で、9:00から
1回目の出番は、だいたい10:00ごろかな、と踏んで出かける。
すでに、なはさんが来て、座っておられた。 横に座ったら、待っていたかのように、ちびっこ教室の発表。 ちびっこは、5歳~15歳、男女合わせて7名
仕舞の「絃上」 「玉葛」 「経政」 3番の地謡を清姫さんが担当
暗唱しなければならないので、大変。 
私は、「覚えられないから付けないで・・・」といっています

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日菜ちゃん、5歳 「絃上」 可愛いでしょう

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日菜ちゃん 終わって待っているときの仕草も可愛い!

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幸輝くん、6歳 「海人」 左手を軽く握って様になっているでしょう

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ちびっこ全員揃って、連調連管 
笛の瀬賀先生は後ろ、太鼓の上田先生は前でしっかり見守ります
園児たちは、地謡です 松原さんがついています
ちびっこ出演のとき、見所は満員です
終わったら、水が引くように少なくなりました

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静かになったあと、清姫さんたちの素謡「善知鳥(うとう)」
前三人 左ワキ 中シテ 右ワキの順に並びます
清姫さんは、ツレ ちなみに3人とも勤めていたときの同僚です

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続いて、精鋭若者達 地頭は米ちゃん

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しばらく、間をおいて、連調連管 「竹生島」 曲は、早笛と働き

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大体ここで、昼食時
なはさんとランチに行きました

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高伏道路、高架は8号線。 「四季彩」へ。
日替わりランチ 680円と大きく書いてあるので注文すると
「今日は、日曜日だからない」

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で、煮魚定食を頼みました
魚は、鰤。 大きくて250~300円はしていそうな切り身を2個
えらいボリュームで、これだけでもお腹が膨れてしまいそうです
小鉢は、竹の子(本物、水煮ではなく)の卵とじ
サラダ、味噌汁、漬物つき  これで、1000円
美味しかったですよ

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カウンター席

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4人の個室3つ。 スクリーンで分けてあるので大きくもなります

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ゆっくりくつろげる床座もありました
「コーヒー飲みにいこう」
8号線に乗り、小杉方面へ。 鏡宮でおりて、高速道路へ続く道
北陸線の高架を降りて、すぐ、細い道を左折

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どんちゃんお薦めの喫茶店「at-you あっと ゆう」 へ
残念ながら 、毎週日・月曜日は定休日でした
それで、小杉・黒川の「たかざわ」まで、足を伸ばしました
私はこれで帰りましたが、なはさんは、もう一度 能楽度へ戻って、清姫さん最後の出番を聞きに行かれました

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齋藤利明 創作人形展

齋藤利明氏は、どんちゃんの従兄の娘のだんなさんだそうだ。
大学の先生と人形師、2つの顔
何年か前にも金沢城公園に新しく建った河北門で、人形展をされたときに、見に行ったことがある。
今回は、12月17日~23日、石川県立美術館広坂別館で行われていた ぎりぎりの23日(月)、夫と行って来た

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石川県立美術館広坂別館は、県立美術館の後ろにあります
レトロな趣のある建物です
そして、別館の名称は、木札に墨で書いてあるものです
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ポスターです。 テーマは、「冬の妖精たち」
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大正または昭和の建築でしょうか シャンデリアもあります
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人形は、だんなさんが作り、衣装は奥さんの手作りです
必ず、写真を大きくして見て下さいネ (写真をクリックすると画面いっぱいに広がります)
私の下手な感想はいりません。
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 ↑ 朝 霞
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 ↑ 雪 柳
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 ↑ ?
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 ↑ 白 葵
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 ↑ 芙 蓉
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 ↑ 
.      ↓ コナ
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 ↑ すずらん
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 ↑ 白露
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 ↑ ?
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 ↑ あせび
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足も手も膝も動くようになっているようです
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人形ばかりではなく、台座も手作りだそうです
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最終日は、14:00までだったのです。 二人とも、pm4:00と勘違いしていて、少ししか時間がありません。 こんな時間だから、私たち2人だけです。
先生がおられて、「あっ、先生!」 と声をかけてしまいました。
すると、奥さんが、「あ、たけしさんの・・・」
よく覚えておられて驚きました。 たくさんの方が見にこられたでしょうに・・・。
写真、お願いしてしまいました。
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夫が、「今すれ違った人は?」 と聞くので 「奥さんだよ」 というと、「モデルは全部奥さんではなか。 よく似ていた」 というのです。
そういわれてみれば、似ていますね。
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下記は、おととし行われた人形展のURLです
よかったら、あわせてご覧ください
http://youkohime-1.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-912c.html

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葛の会 ’13

11月4日~4日(木~日)、高岡美術館・地下展示場にて、「葛の会」洋画展がありました。 この会には、たくちゃんが所属しているので、見に行って来ました。
金曜日にいきましたら、たくちゃんが居なくて、越谷先生が受付に座っておられました

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たくちゃんは、2点出品。
↓ 「モナミ」 という裸婦の絵
  黄色を基調に淡い色で仕上げてあります。 2体は分かります
    が、中の1体がどう繋がっているのか凡人には分かりかねます
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もう1点は、 ↓「おでかけ
  かわいい女の子が、肩掛けかばんをかけています。 この絵を
  何人もの人が描いていましたから、モデルさんなのでしょう
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↓ 講師の 越谷 なつみ先生の絵 「終雪
  絵が先なのか、題が先なのかわかりませんが、ぴったりの
  題名だと思いました。
  寒色で表現し、下のほうに温かみのある色。
  厚みがあり、まだ暖かい服装(服も靴下も)の質感まで出てい
  ます。バックの色合いまで計算し尽くしておられるのでしょうね
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もう先生に顔を覚えられてしまっています。 「忘れ物をしないでね」 と言われてしまいました。 前に行ったとき、カメラを忘れてきたのです。 そのとき、お世話になりました
「先生、今日も写真撮ってもいいですか」 「いいですよ。 でもこれより、1Fでやっている「作家連盟のを撮ってきて・・・」
高岡市美術作家連盟展も見にいってきました。
なつみ先生の絵の前に監視員の人がおられたので、「先生に許可をもらってきたのですが、撮ってもいいですか」 とききましたら、「ここは正式な所ですから、だめです」 といわれました。
そうですよね。市展でたかが自分のを撮るのさえ、名前を書かなければなりませんから・・・
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↑ 「夜物語」 吉野紀子さん
   きれいな絵でしょう。 明るい葉が浮き出て見えます
   着物の柄にしたい!
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19人、36点の絵です。 +越谷先生
どの絵も、長年たずさわった人の手によるものでした
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薪能 「葵上」 '13

プロローグ

海外公演選ばれるもの 『葵上』。 源氏物語の恋の葛藤の主題。
絢爛の演出。 退屈しない短い上演時間。 これが人気の原因
誇り高い六条御息所。元皇太子妃。7歳年下の恋人光源氏。その恋の距離。源氏の正妻・葵上から受けた加茂の祭の屈辱。その嫉妬と怨念は、彼女が眠ると、その教養と理性の抑圧から抜け出て、ライバルの枕元にうずくまる。
潜在意識の鬼の恐ろしさを描く能

   葵上(正妻 光源氏 六条御息所・元皇太子妃

題名が『葵上』ですが、主人公は「葵上」ではなく六条御息所
では、『葵上」の登場は、縫箔(装束)を舞台に置き、<病に伏している>様子を表しています。 
       (
写真では人影に隠れて見えません
この『能』は、物語の筋を一切抜き、六条御息所の愛欲・嫉妬で狂う生霊だけに焦点を当てています。 これを作られた当時 すでに源氏物語が有名で誰もが知りうる物語だったのかもしてません
やんごとなき方の愛欲・嫉妬ですから、下々の者はとても興味深かったろうと想像します。

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六条御息所の生霊は巫女によって呼び寄せられます
後半の鬼女も横川小聖の調伏によって現れます
ですから、生霊や鬼女は巫女や小聖にしか見えないはず。
観客は呼び寄せたものと同化して鑑賞しましょう!
とは、解説をされた 金井雄資
ゆうすけ)先生の弁

巫女が梓弓(あずさゆみ・・梓という木で作られる)をかき鳴らす
そのかすかな響きが、水紋のように広がっていき、闇にさまよえる魂を招き寄せる

さて、物語は・・・・

 ↓ ワキヅレ・・臣下(北島公之)   ツレ・・巫女(金森良光

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源氏の正妻・葵上が物怪に悩まされて寝込んでおり、
臣下は、憑物の正体を巫女に占わせます
やがて、梓弓の音に引かれて破れ車に乗った霊が現れ、

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輪廻を離れられぬ苦しみをつぶやきます
そして、六条御息所と名のり、源氏の愛を失った恨みを述べ、

 ↑↓ シテ・・六条御息所(金森秀祥

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葵上の枕元に立って責め苛()み、霊界に連れ去ろうとします

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 ↓ 後半(後シテ)になるとき、中入りをして、衣装を着替えてくるこ
   とが多いのですが、この『能』では、縫箔を被り、後ろで待機。 
   その間に、般若の面をつけます。


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 ↓後半が始まったときの形相

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ただよらぬ様子に、臣下は下人を呼び、
横川の子聖という行者のもとへ走らせます
駆けつけた行者が加神祈魂を始めると、
悪鬼となった六条御息所が現れ、

 ↓ワキ・・横川の子聖(苗加登久治

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行者を追い返そうと激しく争います

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 ↑↓ 激しく争う時は、打杖を・・・

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しかし、悪鬼はついに祈り伏せられ、心を和らげて成仏します

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 ↑↓ 心がなごんできたら、扇に持ち替えます
        その様子は、落ち着いて座ったり、

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 ↓ 押し頂いて拝むような仕草で心の変化を表します

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 囃子・・飯島六之佐 徳田宗久 住駒幸英 瀬賀尚義
 地謡・・大坪喜美雄ほか
 間・・荒井亮吉

エピローグ
みなさんご存知の通り! 私に聞かないで・・・!
『葵上』は、謡でも初伝奥の分 なので、習っていないどころか本も持っていないのです。 謡の文は平生耳にしない言葉が多く含まれています。 その上、面を被っていてよけい聞き取りにくい。
だから、感に頼って書いているところが多々あります。
自分の思いで書いていますので、間違っていてもご容赦ください

これは、8月25日(日)、高岡薪能で行われたもの。
急な雨で、国宝 端龍寺本堂でした。
おりしも、書いている今日も、4:00ごろから急に降りだしました

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薪能 狂言「子盗人」 '13

8月25日(日)、高岡薪能の日です。 所は、国宝 端龍寺境内
午後1:00より、会員 素人さんの発表。
本格的な「薪能」は、5:45からということですので、その時間に合わせて家を出ました。 家を出たときは、曇ってはいましたが、降っていません。 荻野を過ぎたあたりで、フロントガラズニにポツリと当たります。 進んでいくうちに雨足が強くなり、端龍寺に着いたころは、土砂降り。 車から出る気にもならないほどです。
雨の場合は、高岡市民会館ということになっています。 急に降り出した雨のときはどこなのか分かりません。
先に来ている、清姫さん・なはさんに℡。 本堂ですることになったと聞きました。 意を決して入っていくと、造られた舞台にはブルーシートがかけられています。

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雨に濡れた参道に仏殿の姿が写っています
回廊を通って、後ろの本堂・法殿へ。

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本殿に着くとすでにたくさん座っておられ、暑さと湿気でむせ返っています。

「急な雨」 というハプニングで,予定していた、プロの先生方による、「舞囃子」や「仕舞」は、取りやめ。 もちろん、薪能の儀式である「火入れの儀」もなし。

私の陣取った所は、扉がある少し横。
舞台全体を一度に見渡せません。 
顔を左右に動かしながら、こっちから半分、あっちから半分です

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演じられているのは、狂言「子盗人こぬすと
前の三派(宝生・観世・和泉)のとき見たような・・・

乳母(アド)が赤子(人形)を座敷に寝かせた後、その屋敷に博奕に負けて一文無しになった男が盗みに入る。屋敷の中を物色したあと、小袖のくるまった赤子に気づく。

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赤子が笑いかけるのをあやすうちに夢中になり、抱き上げて浮かれる。(写真は赤子を夢中になってあやしていると所

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物音に気づいた乳母が座敷に来て、このことに驚き、主人を呼ぶ

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主人は人々を起こし、太刀を抜いて盗人に迫ると、盗人は赤子を盾にかわし、赤子を寝かせて逃げていく。
乳母が赤子の長命を祝福して終わる。

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盗みに入った男が赤子をあやす。 そのしぐさが面白い。 これが狂言の真骨頂。 また、この行為の矛盾がさらにおかしさを呼ぶ。

 出演:野村 祐丞  清水 宗治  炭 哲男

帰ってから夫に、「土砂降りの雨が降ってね~」と話したら、「全然降らないよ !!」 我が家とは車で25分ほどの距離。
【所により雨】・・・ばっちり、端龍寺に降り注ぎました

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富山薪能 ’13 宗八・船弁慶

7月31日(日)、富山祭の一環として、薪能がありました。
毎年、県民会館で行われていましたが、今年は、「富山能楽堂

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清姫さんの家に集合、彼女の車に乗り合わせて、3人で行きます
時々行く能楽堂ですが、薪能の提灯、松明が新鮮。

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本物ではなく、電気なのですが光を柔らかく赤くするために、赤い綿が入っています

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私たちは、「火入れの儀」が始まる、まえ二番から見ました。
舞囃子で、宝生流 『放下僧(ほうかそう)』
  放下とは、僧形や侍姿で漂泊した遊狂の雑芸人。
  その姿に身をやつし、兄弟で親の敵を取る物語。
  歌詞が面白く、リズムの運びよいので、これが好きだという人が
  多い
もう一番は、やはり舞囃子で、観世流『雲林院
  伊勢物語に取材した夢物語。
  二条后との恋物語など、業平が生前を思い返して舞い遊ぶ様
  を表現

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火入れの儀 6:00~ 舞台のしたには祭壇が設けられ、
 富山のお偉いさんによって行われます

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その後、「狂言」 「能」 各一番ずつ

和泉流 狂言「宗八」
 元料理人のにわか坊主 to 還俗したての新米料理人
 2人は、金持ちに召抱えられます
 主が留守中に読経と魚料理を命じられ、
 お互いに不慣れを見かねて、教えあいます
 鯛の捌き方を教えながら読経を習うもの to 読経を教えながら捌
 き方を習う宗八
 そこへ主が帰宅。 できない事を見られてしまい追い込まれます
生臭坊主。 元来、お寺と魚は相容れぬもの。 なのに、屈託なく境界を越えて職業を変える ところが面白い
        清水宗治 野村祐丞 鍋島憲 後見 荒井亮吉

写真が撮れないので・・・

宝生流 能 「船弁慶」
 兄頼朝に追われ、都落ちをする義経一行。
 淀川を船で下り、大物の浦へ出ます。
 弁慶ゆかりの宿に休み、義経の許しを得て、静御前に帰るように
 いいます。 これから先の難路を思えば、女人を連れての旅は無
 理と判断。 また、人の口もはばかられての処置でもあり・・・
 義経自身からも別れの言葉を告げられ、再会を願って涙し、門出
 の祝宴に白拍子を舞います。       (中入り)

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ここまでが全般

    静御前 宝生和英  義経 渡辺真之介(子方・・子供) 
    弁慶 殿田謙吉

静御前と義経の別れの場面 見せ場で涙する所ですが・・・
姿から見ると母子の別れのように見えます。
なぜ、義経が子方の設定なのか・・・?!
佐nさん、前この「船弁慶」を見たことあるが、真っ黒の顔をした可愛い子とふくよかでいかつい感じの静御前の取り合わせが、とても違和感があったとの事

中入り) シテが静御前から悪霊に変わるため楽屋で着替えをします。 その間つなげなければいけません。
間狂言(あいきょうげん)が入ります。 しかし、狂言をするわけでなく、これまでの事の次第を狂言師の方が語ります。 大抵のものは、舞台にワキが残っていますので、少しだけ、ワキの台詞があるのです。
今回は、狂言師(荒井)が小道具の船(上の絵を見てください。竹に白い布を巻いただけのもの)を運び、ワキとの掛け合いが多くあり、退屈しないようになっていました

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これからが後半

 静への未練絶ちがたく、発ちしぶる義経を励まして、弁慶は船を
 出させます。 
 六甲沖で風が変わり、雲行きが尾怪しく、波が騒ぎ・・・・
 船中動揺するうちに海上には平家一門の亡霊が浮かび、
 平知盛を先頭に嵐とともに義経に襲い掛かります
 果敢に太刀を構える義経をかばい、弁慶が必死に祈ります
 甲斐あって、悪霊は退散します 

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悪霊の動きが激しく、若い人でないとできない動作がいくつかあります。例えば、空中で胡坐をかいてそのまま降りて座るなど
さすが家元、一つ一つの動作が美しい。 衣装も素晴らしいのです
写真が撮れたら、紹介できるのに・・・

いい雰囲気のまま、夜の空港へ・・・・

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村山雨景染絵の世界

たくちゃんの「葛の会」作品展を見に行ったとき、同じ3Fで、染絵展がありました。 時間もあったのでついでに見に行きました。

この絵を見たとき「見たことあるぞ!」
「ここで展覧会やられたことあります?」 「何度も来ています」
「この合掌造りの絵が印象的だったので・・・・」
小林幸子さんの衣装になった原画です」と雨景氏の奥さん

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先生は来ておられませんでしたが、奥さんにいろいろ聞きました
新潟十日町生まれ、幼少の時から父母の手織り染色を来て育ち、京都で友禅染、ろうけつ染めを修行。 伝統的な日本の染色技法と現代の日本画技法で『雨景染絵』を編み出し、東京・京都・ドイツなどで精力的に活動
美匠展で、奨励賞・特別賞受賞 染色芸術展で金賞 世界美術大賞をイタリアより受賞

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今、シルクロードや鴇に取り組んでいる。
元々は着物の染色家 着物ファッションショーも好評だったとか

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どの作品も素敵なのですが、額のガラスが光って撮れないのです
かろうじて、「あけびとかわせみ」の絵を撮ることができました。
もちろん、撮影許可をもらっています

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良寛さんの絵もシリーズとして描かれています。
描き方が多岐に渡り、幟旗のようなもの、勇ましい凧の絵、

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童話の世界のような可愛い絵などジャンルを問わず描かれます

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          桂林の山々      良寛さん

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小さいので、写真を大きくして見てくださいネ
写真をクリックすると大きくなります

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平山さんと違う、シルクロード。
こちらの絵の方が断然好きです。

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そうそう、思い出しました。
夫が、『桜の絵が欲しい』 と言っていたので、ここで見た桜が気に入って、連れてもう一度見に来ました。 しかし、「本当の絵の方がいい」とのこと。 結局買いませんでしたが・・・、いまだに、桜の絵はありません。
日本画も、いいのはシルクに描いてあるのにね。

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この絵を買ってきました。 小さいものですが・・・

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玄関飾りにいい大きさでした。
日本海は、夕日なのですが、特殊な地形で、朝日なのです。
夏は、海から朝日が昇り、他の季節は立山連峰から登ります。
だから、正月にも夏にでも・・・   いや、爽やかな感じのものは、季節を問わず飾れるのではないかな~

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ランチ「かたかご」 to 「葛の会」’13

7月最後の土曜日(27日)、お茶のお稽古、1学期終業です。
毎年8月は、孫が来る とか イベントがある とか お盆 とかで、集まりが少ない。なので、思い切って夏休みという事になっている。

お茶に行く前、12:00をめどに、野村にある 『かたかご』でランチ。
ここは、いつも通っている道ですが、入ったことがない。 茶々姫さんもここで食事をしたと言っている。 『かたかご』で・・・と清姫さんの提案に賛成! 
今まで気になりながらも、車で前を向いての運転。 駐車場に止めて見ると、食事処・寿司処 であると知った。 すし屋さんか~。

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入ると、話の内容からして近所の男性が一人、ビールを飲んでいる。 清姫・柿さんの3人は仕切りのある部屋に案内された。 
注文したのは、寿司ではなく、『一段弁当』 1200円也
刺身は新鮮、小魚の唐揚げの酢漬け、里芋、サラダ、既製品らしきフライ、日の丸ご飯に味噌汁で、1200円か~?!

これから、3人揃ってお茶にいく・・・

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ランチに行く前に行っていたのが、高岡文化ホール。
たくちゃんが所属している 「葛の会」の洋画小作品展。
16名 38点展示されている。

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 ↑ たくちゃんこと工春夫さんの作品 『バラ』

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 ↑ たくちゃん 『薫風』(左)

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 ↑ たくちゃん 『聞く』

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 ↑ 『思い出すこと』 竹内隆男 7点出品

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 ↑ 『新港港口』 中山政昭       『二上山』 伏木真一

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       講師 越谷なつみ先生 『春の音』

たくちゃんも先生もおられない、私一人だけでした。

葛の会に関するブログ
 清姫 http://blog.goo.ne.jp/67kiyoh
 なは http://miwakawa78.at.webry.info/201307/article_11.html

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