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井波別院 瑞泉寺の藤 to 鶴亀鉱泉

地元新聞に 「井波・瑞泉寺の藤が見ごろ」と載っていた。
さっそく、5月9日(水)、風呂と兼ねて出かけた。

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山門をくぐると、見事な藤棚が見える。
しかし、近づくには、拝観料 300円が必要。
だからかな 門を入ったたたきのところから、12~5人くらい見ている。 境内へ入るだけでもお金を取られるのです。 藤を見るだけで、2人で600円も払いました。

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一本の木からこんなに伸びて、藤自身はとても見事です。
しかし、藤棚がいけません。 鉄パイプで、大きなボルトとナットで固定されています。 工事現場のような雰囲気です。 これでは、きれいで華奢な藤が台無しです。 可愛そうです。
京都まで行かなくても、近くの由緒あるところで、若い人や子供たちが日本の美を学習できるようにして欲しいものです。

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お金を取るのだったら、それなりの配慮が必要なのではないか。
見たとたん「これは、だめだわ・・・」と口をついて出てしまいました。
これだけ見事な藤、藤棚は、竹でなければいけません。男縛りで、きりりと締めて・・・。 でなければ、せめて木材を使って欲しいもの

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一緒に見ていた人の中で、「どうしてだめなんですか」と聞いた人(女性)がいる。 あ~あ です。
それにしても、発注するのはお寺からでしょう。 住職さんというのは、人の気持ちや情緒に長けているはず。 それなのに、それなのに・・・です。 がっかりです。

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瑞泉寺は、修理中。手前に見える鉄ロープは、寄贈した人の名前を書いた看板を支えるもの。 本殿の右にある建物、何に使用されていたものかわかりませんが、廃屋のように見えた。ここも修理の対象でしょうか。

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白藤もさいていました。 「白藤が早く咲くので、前に見に来たのですよ。 白藤はもう終わりですね。 紫の藤がきれいに咲いたというので、うれしくてまた来ました」と、携帯で写しておられました。 きっと地元の方なのでしょうね。

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門前町の通りです。

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その後、風呂へ。 帰り道にある、戸出の「鶴亀鉱泉」。
はじめて行くので探していたら、馬がいました。柵の外側が走れるようになっています。 結構広い地面です。 どんな人が持ち主なのでしょう。

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せっかく探し当てた「鶴亀鉱泉」。 休みのような雰囲気。 それでも駐車場にとめて、正面へ回ると「4月30日で廃業しました」 と書いてありました。
時代の波か高齢化か、どちらにしても残念なことです。

おりしも、朝日新聞 5/12(土)、地方版 「北陸六味」 という欄に、冒険家・富山県立大教授 九里徳泰氏が、この「鶴亀鉱泉」が廃業になったことを惜しむ と書かれていました。
氏の文には、無類の温泉好き。どれだけ好きかというと、世界80カ国旅をしてきたが、ヒマラヤ山脈の高峰チョーオユー(8.201m)登頂後のベースキャンプ(5.700m)で、自分で沸かしたお風呂に入ったことがあるほど。日本人としては最高所入湯になるであろう記録です。

それを聞くと一層、もうちょっと早く行けばよかった と悔やまれます

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コメント

姫さん
井波別院の藤は、まだ見ていませんが、
新聞などに載っていますね。
鉄パイプで支柱ですか、維持には、
らくかも、ですね。
岐阜、羽島の亀鼻別院の藤も有名とか。

投稿: imaichi | 2012年5月15日 (火) 05時59分

姫ちゃん
アルトのFuさんが土曜日に行って来たと言われました。もうとっくに、だったのですね。行動が早いですね。
確かに仰るとおりです。棚をうまく隠して撮りましたね。縦版も横版も素適です。ぼかしてあるのは手法があるのですか。
鶴亀温泉は城端の帰りなど、一人でよく寄ったものです。残念です。奥さんは詩吟をやっている方、あなたも知っているかもしれないね。九里氏の記事、面白かったですね。

投稿: 清姫 | 2012年5月15日 (火) 08時35分

姫さま
藤の写し方も素敵。紫色の濃淡、流れのようです。有料とはね。維持管理が大変なのでしょう。
鶴亀温泉、何回か入りました。そんなにいいお湯だったのですね。

投稿: 森のくまさん | 2012年5月15日 (火) 09時01分

imaichiさん
北日本新聞です。
これだけの藤は、なかなか見られません。
その、岐阜、羽島の亀鼻別院の藤も見てみたいものです。

投稿: 姫 | 2012年5月15日 (火) 11時01分

清姫さん
記事が忙しく、タイミングよく書けません。
もっとものんびりしているのもあるのですが・
撮り方によって、隠すことができるほどたくさん咲いているということなのです。
清姫さん、写真のこと、だいぶ分かってきましたね。 数だね。
接写にして、手前に焦点をあてます。ずると、遠くにあるものはピントが合わないのでボケます。
お風呂まで戸出に行くことはなかったので

投稿: 姫 | 2012年5月15日 (火) 11時54分

森のくまさん
写し方、清姫さんのに書きました。
よかったら参考にしてください。
九里さんの推奨は、『天然温泉海王』『ゆ~楽』『鐘釣温泉』欅平『名剣温泉』でした。

投稿: 姫 | 2012年5月15日 (火) 12時00分

我々も姫さんより後ですが、5月13日(日)に藤を見に瑞泉寺へ行ってきました。
姫さんの写真、藤色がとても鮮やかに撮れているのに感心致しました。
藤の花からの寺院のアングルも素敵ですね。

投稿: ヒマジン | 2012年5月15日 (火) 17時20分

姫様
瑞泉寺の藤とお茶のおもてなしの事は、テレビのニュースで見ました。
姫さんの写真は見事ですね。咲いた藤も頑張ったのでしょうが、この写真は凄いです。これぞ日本一と声を掛けたくなります!
テレビで見たときは、藤もお茶も無料かと思いました。「山高神代桜も、身延山もどちらも見事な桜があるのに「参観料」など取りませんでしたね。境内に入ってゆっくりしてくださいがお寺の使命だと思います。富山県のお寺は「がめつい」と言うと叱られますかしら?
「鶴亀鉱泉」惜しいですね!K先生もよく通っていられて仲間のあり楽しそうでした。
九里先生の話、気が付きませんでした。徹底してお風呂が好き、なのですねー。
きれいな藤の花を見せて貰いました!

投稿: なは | 2012年5月15日 (火) 17時42分

姫様
私も13日(日)に行ってきました。
拝観料300円に、ちょっとびっくりしました。
藤の時だけなんでしょうか?。
ついでに、本堂や太子堂にお参りしてきました。
姫様の藤、とっても綺麗です。
同じものを撮っても、私のは全くダメだと、つくづく感じました。

投稿: ヒマ子 | 2012年5月15日 (火) 20時11分

ヒマジンさん
13日も天気がよかったですね。
家になんておれないような日でした。
私もドライブしていました。気持ちよかったです。
藤、見事でしたね。
ありがとうございます。
アングルを1cm変えると、違ったものになります。
パイプがなるべく入らないよう考えました。

投稿: 姫 | 2012年5月15日 (火) 21時27分

なはさん
ほんと。 エスカレーターもつけて、拝観料無料でしたね。
御堂で寝転んで、天井の竜も見てきました。
富山県はがめつい。まったくその通り!
隣で、落ち葉の始末をしてお世話しているのに拝観料をとります。
だから、行きません。
鶴亀湯、どんな感じだったのでしょうね。
返す返すも残念。
九里さん推奨の「海王」、皆さんいいとおっしゃいます。
まだ行っていませんが・・

投稿: 姫 | 2012年5月15日 (火) 21時36分

ヒマ子さん
13日もいい天気でした。
夢の平へ行ってきました。
拝観料、多分平生もだと思います。
拝観料のいるところは行きません。
でも、庭がよくて絵になれば別です。
だから、井波は行きますが、寺には入りません。
褒めてもらったので、僭越ですが、撮り方について清姫さんへコメントを書きましたので、よかったら参考にしてください。

投稿: 姫 | 2012年5月15日 (火) 21時42分

姫様
見れば見るほど上手く撮れている藤が素晴らしいです。
姫ちゃんの腕のお陰で藤棚は見えませんが、工事現場のようなのはあまりにも無神経です。
お金を取るとか藤棚を鉄棒で作って平気と、みな関連して「仏心が無い」と言いたいです。
と私が息巻いても誰も気にしないでしょうね。富山県は仏教王国と言われていますが、寺院が大きくお金を掛けているだけで、人々の心は育っていない、と言う人がありました。私も悔しいけどその通りと思ってしまいます。
きれいな藤を見せてもらったのに、私も綺麗な気持ちを持つようにしましょう・・・。

投稿: なは | 2012年5月16日 (水) 18時29分

なはさん
鉄パイプを入れないよう撮る所を探しましたよ。
パイプは赤紫で少しは考えてあるのですが、無神経さは否めませんね。
どちらにしても、お寺はお金を取る、となると、信仰ではないです。

投稿: 姫 | 2012年5月16日 (水) 22時22分

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